畳の標準規格の厚さ5cm程度(標準的には5.5cm)である。
近年、薄い畳が流行しているが、標準規格から寸法が違うと別途追加料金が発生する場合がある。
・畳床の種類
「藁床」:これぞ日本の畳床。乾燥させた稲藁を強く圧縮して縫い止めたタイプ
「藁サンド」:発泡ポリスチレンの板を藁で挟んだタイプ
「建材畳床」:木材のチップを圧縮成形したインシュレーションボードや発泡スチロールを単板あるいは積層させたタイプ、踏み心地や通気性では藁床に及ばないと言われているが、安価で軽く、階下への防音性能に優れる。
藁床は、近年では材料の入手が困難である。
また、製造が難しいことなどの理由から新素材が利用される場合が多い。
一般的に畳床を畳表で包むとき、長手方向には畳表を巻き付けて裏側で畳床に縫い付ける(この側面部を框(かまち)という)が、横方向は畳床の幅に合わせて畳表を切り揃えてしまう。切り放しのままでは畳表が固定されないので、畳縁で切り口を隠すと同時に畳床に縫い付けて止める。
畳縁の補強材としての役目がある、一般的には、全く知られていないが重要な役割を担っている。
近年、手縫いで畳を仕上げることが少ない。けれど機械化が進んだとしても糸がないと畳はほぼ製作できない。手縫いの糸と機械の糸は違うが必須のアイテムだ。
畳の歴史は知れば知るほど面白い